何年も前から泊まってみたかったホテルです。病気でしばらく遠出できず、ようやくすこし動けるようになり、それなら、と決意して行ってみた次第です。

レンタカー屋のおじさんには「チミケップ？マニアックですねー」といわれ、朝桟橋でぼんやり湖を見ていたら、釧路から観光に来た、という方にばったり遭遇しました。地元の方からみても、貴重というか、特別な場所のような気がします。
そこにああいう華美でなくシックで居心地のいいホテルがあるというのは奇跡のような気がします。

チェックイン予定時間前に、何時ごろ来られますか、大丈夫ですか、とお電話いただき、ウェルカムドリンクではわがままいってワインを赤白両方いただいたり、食後薪をくべられた暖炉の前で本を読んでいるとさりげなくお茶を持ってきてくださったり、朝、リスが来てますよと教えていただいたり、観光の相談にものっていただきました。
当日私を入れてお客さんは三人で、従業員の方のほうが多いぐらいじゃないかと。これも大変贅沢です。
確かに温泉はないですが、北海道ならちょっとドライブすれば、結構温泉はあるし（ホテルから１時間ほどのところに日帰り入浴可能な施設があります）、全てを一箇所に求めるのもどうなのかな、と思います。
魚の跳ねる音、水鳥、リス、枯れ葉がはらはら落ちる音、紅葉の始まりかけた山の美しさ、などなど、自然の美しさや人工のものがホテル以外にほとんどないというよさ。

一泊でもったいなかったなあ、、、とつぶやいたとき、「また来られたらいいじゃないですか」と従業員の一人がおっしゃって、素直にそうしたい、と思いました。
そういうホテルです。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂4
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2013年10月