スタッフの方々の接客応対はとても良く、丁寧で好感が持てた。
ただ、食事付きの宿に泊まるって、一番楽しみなのはやっぱり食事ではないだろうか。
刺身はお世辞にも鮮度が良いとは言えない色ツヤで、実際に食べてみても海沿いの宿で提供する代物ではない。
カニ鍋は山奥の温泉宿でも出している、ありきたりの味。
焼き魚はアマダイでしたか、何時間も前に焼いてあったのを保温しっぱなしにして出してきたような身が締まって硬くなったもの。調理している人は、客がどんな状態になったものを口に入れているのか承知しているのだろうか。
コースの看板メニューにしているであろうアワビの姿焼きが、かろうじて救いであったのみで、全体を通して「美味しかった！」「これぞ海辺の宿！」と思わせるものが無かった。
朝食はバイキングといったら、まぁあんなものでしょう。料金からすれば普通。

施設・設備は綺麗で整っていた。しかし部屋に備え付けの冷蔵庫が、定期的にコンプレッサーが稼働する都度、夜中に煩くて熟睡できない。普通のウィーンという音だけなら許容範囲だが、カタッカタッカタ…というような異常音も重なり朝まで寝不足。

年末年始の割高な期間に宿泊したのは承知しているが、３万円近い料金のクオリティとは到底思えない。殆どの料理が、感動の無い平凡な味で、作り置きして劣化するほど時間が経っていると客に思われるものを提供するようなレベルのサービスなら、現行の半額程度の料金が妥当といえるでしょう。客側はサービスを受けたら、対価に見合わず納得いかなくても払わなけれならないので不利な立場ですね。
こんな事なら素泊まりの安価なホテルにして、外食して美味しいもの食べればよかった…が今回の印象でした。

評価

• 総合2
• サービス3
• 立地3
• 部屋3
• 設備・アメニティ3
• 風呂3
• 食事1

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2016年01月