この度は、道後温泉にお越し下さいまして誠にありがとうございます。
早速、心温まるお言葉をお寄せいただき、重ねて御礼申し上げます。
私どもには、過分なお褒めのお言葉を頂戴いたしまして大変恐縮しておりますが、ご家族がゆっくりお寛ぎいただけた様子がとても嬉しくて、スタッフ一同とっても温かい気持ちになりました。

今回ご利用いただきましたお部屋は俳句ラウンジスイートの「竹乃里」でございます。　
窓からは、正岡子規が　「松山の城を見おろす寒さ哉」　と詠んだ松山城や、　「春や昔十五万石の城下哉」　と詠んだ松山の城下町がご覧いただけたと思います。　その他にも正岡子規は地元松山に因んだ俳句を沢山残しました。また、明治28年には松山に教師として赴任していた夏目漱石氏と道後界隈を散策し、現在のふなやのお庭辺りで詠んだ句　「亭ところ々渓に橋ある紅葉哉」　は、現在のふなや本館と南館の連絡通路「もみじ橋」の由来となりました。
夏目漱石氏も、ふなやに度々訪れ　「初めての鮒屋泊まりをしぐれけり」　との句を残しております。
そんな歴史あるふなやに「俳句」に因んだ新しいお部屋として完成されたのが俳句ラウンジスイートでございます。
書斎には、気軽に俳句を詠んでいただけるように、木箱の中に「筆」や「短冊」を用意しておりますので、次回お越しの際は是非楽しんでいただけたら幸いでございます。
この度は、本当にありがとうございました。またお会い出来ます日を楽しみにしております。
道後温泉ふなや　稲田