築80年余の純和風旅館。廊下は狭いし階段も急で盆栽のような建築だが、独特の雰囲気がある。泊まったのは2階東端の「榧（かや）乃間」で、流泉湯（ほぼジモ専の共同浴場）と杖立川を見下ろす部屋。

部屋に置かれている「わかのやノート」（旅館案内）、湯バァバの「語らんねぇ」は必読。部屋に入った以上、パラパラ程度でも読まない訳にいかないが、どちらも女将の手書きで、「語らんねぇ」は今風に言うと「手書きプログ」。
布団の上げ下ろしはセルフ、駐車場へのお迎え・見送りは無し、部屋や廊下は静かに歩く、部屋に冷蔵庫はないなど、設備やサービスが劣る理由が全部書いてあるし、なるほど、そいつはごもっともって感じ(笑)。

夕食は喰い切りではなく、一の膳と二の膳に分けて運ばれて来る形式。
お湯はとてもよい。1800年の歴史はダテに非ず。源泉98.6度。毎分300L。あまりに高温なので、夏場で20%、冬場で10%程度の加水あり。源泉とともに出て来る高温の蒸気を使った蒸し風呂（Wet Sauna）がこれまたよい。湿度が高いので呼吸が楽。ペットボトルのお水と乾いたタオルを持ち込むもよし。

※自家用車利用の方へ
「地図・アクセス」は、Google Mapでなく「宿泊施設提供」のものをご確認あれ。
「川端駐車場」の「場」の字あたり10台分が駐車場。わかりやすく言うと流泉湯下の河原。対岸の温泉通り（国道212号の旧道）から杖立川に向けて下った観光協会の無料駐車場の一番奥から川を渡ったところ。四駆でなくても問題なく渡れるが、川に落ちないよう呉々もご注意を。流れが早いので、一度落ちると戻るのは無理(笑)。

評価

• 総合5
• サービス4
• 立地4
• 部屋5
• 設備・アメニティ4
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2016年11月