上池院には予定より少し遅れて到着したものの、予め到着予定時間の少し前に電話でその旨連絡していたために、スムーズに部屋に案内して頂きました。部屋は広く清潔で庭に面した素晴らしい部屋でした。嘗ては女人禁制だった宿坊らしく、つるつるに剃髪された僧侶の方に全て応対して頂き、手短に説明を受け、翌朝の勤行にも参加させてもらい、ありがたい事に、私の先祖、家内側の先祖代々の供養をしてもらうことをお願いすることができ、今は亡くなった私の両親、家内の父親の供養になったと清清しい気持ちになっています。死ぬ前にもう少し何かしてやれることがあったのではないだろうかとあれもこれも悔やむ気持ちが強くなっていた事もあり何よりでした。
夕食は精進料理で美味しく、また風呂も温泉並みの大きな浴室で大満足でした。ただ、標高が高く、脚を冷やした所為でしょうか、家内が下痢をし、夜中に何度も起きることになってしまいましたが、部屋に専用のトイレが着いていたため、助かりました。老夫婦の旅行には矢張りトイレが心配でしたが現実のものなってしまいました。ただ水洗の音が大きく、隣室のかたがたには些かご迷惑をおかけしたのではないかと思っています。
早朝の勤行は朝６時に床上げ、６時半に勤行があり北国に住んでいる者としても寒く感じましたが、御坊のご配慮で防寒着の着用をお許し頂きました。ご住職を中心として４人の僧侶の方がたの読経の響きが意味はわかりませんが例えようも無く美しく、荘厳な気持ちにさせられました。それから朝食になりましたが、これまた夕食に勝るとも劣らない美味しさでした。２度の癌を患い、また年も年なので又今度というわけには行かないのですが、代わりに親しい人達にはお大師様がお出でになる聖地を訪問することを薦めこの時には上池院を紹介しようと思っています。上池院の方々や、計画尾練り上げてくれた老妻に感謝しています。合掌

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋4
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2013年03月