総合5

投稿者さんの神話が息づく出雲ノ国　松園のクチコミ

投稿者さん 2016-09-19 22:48:48

入籍記念日＆奥さんの誕生日に利用しました。
オフシーズンで、しかも平日の月曜日・火曜日。貸し切り状態でした。

松園さんの特徴である、高床式住居「健部の郷の宮処」に泊まりました。
ところどころにオーナーのこだわりがあります。
部屋の中は今風ですが、一歩外に出ると、古代の偉い人が見ていたのでは・・・と思えるような景色が広がっています。
思わず、「卑弥呼様！！」と叫びたくなります。

夜はライトアップされたり、早朝から午前にかけて太陽が昇るにしたがって表情を変えたり、とても不思議な感じでした。特に、早朝、太陽が低いときに、高床式住居の柱から太陽の光が入る時に、ちょっと神聖な空間にいるような錯覚になったり。

高床式住居のほうには温泉はなくて、離れに貸し切り用のお風呂が二つあります。
源泉１００％かけ流し、ということでした。

１つは、「勾玉の湯」
勾玉の形をしていて、可愛らしい。良くみると、けっこうハート形の石が！

もう１つは、「健（たける）の湯」
この辺りは、古来「健部（たけるべ）」と呼ばれた地域のようです。こちらは男性的で、来待石が使われています。

とっても癒されました。また入りたい！

高床式住居も特色ですが、もう一つが、「古代食」です。

オーナーさんが古代史の研究家で、同時に料理人。
昔の書物に書かれていたものを、できるだけ再現したとのことです。
食事前に、結構長い時間解説があるんですけど、こだわりが感じられて好印象。

黒米や赤米を自分の田んぼで作り、塩すら、日本海から汲んだ海水から作った自家製だそうです。

食べる前に、当時の衣服を着てから食べます。

まさに、
「衣・食・住」
すべてが弥生時代にタイムスリップです。

おしながきには、普段は食べないメニューがずらり。

器も凝ったもので、弥生時代をイメージしているとのことです。箸も削った木、食べにくい、でも面白い！

全体的に、とてもヘルシーで、味付けはあっさりしていて、体に良さそうでした。
記憶に残る食事会になりました。

オンリーワンの魅力があり、また泊まってみたいと思いました。