日本秘湯を守る会の会員宿。秘湯にしては交通の便がよいと思ったが、どうしてどうして、車で直接乗り入れることができないという意味で秘湯と言ってよいかも。
駐車場から旅館まで少し距離がある。そのうえ急坂を下ってから河津川にかかる橋を渡らなくてはならないので、お年寄りや膝に不安のある方には少々難儀かも。

130年以上の歴史をもつ全10室のこじんまりした旅館で、とにかく静か。河津川の流れる音だけが聞こえる。落ち着く。
風呂は2カ所。(1)内風呂＝榧（かや）風呂、(2)岩風呂＋露天風呂。どちらも24時間入浴可で、夕方と朝は時間で区切って男女入替え。19時から翌朝6時の間は貸切り利用が可能。
バスタオルがあるといいのだけれど。。。
料理は、刺身、かさごの唐揚げ、金目鯛の煮付けといった伊豆の定番に加えて猪鍋が出て来る。夕食に出てくるわさび飯も美味。

館内に宿泊客向けWi-Fiが飛んでいたのはとても有り難い。
「伊豆の踊子」の舞台になった宿で、特に1階の玄関や資料室付近は川端先生が現われるのではないかというような気持ちになる。
特段に何かが飛び抜けているという訳ではないが、今のままでずっと続いてもらいたいと切に願う。

評価

• 総合4
• サービス4
• 立地4
• 部屋4
• 設備・アメニティ3
• 風呂4
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2016年02月