お盆休みに墓参りの帰りに涼を求めて家族でごやっかいになりました。国道17号から353号へ入り中之条方面へ、道中は群馬の山々に囲まれ始め別世界へ、併走するローカル線の駅も昭和を感じさせてくれるタイムスリップしたかのような風情。走った距離よりもずっと山奥に来たかのように感じさせてくれました。宿の敷地は沢渡川をはさむ広大なものでプライベートの橋が一本掛かり傾斜地に建物が点在し石段でつながっています。オーナーは元々は東京の方で別荘と言うことでスタートしたようです。沢渡温泉街から程ない所にあるにもかかわらず沢渡川の清流を臨む木に囲まれた山小屋に宿泊という感じで都会の雑踏から隔絶された雰囲気を味わえるでしょう。露天風呂も広くてゆったり、玉川温泉由来のラジウム鉱石による岩盤浴も味わえます。食事は、ご主人が猟師さんだけ会って鹿肉（エゾ鹿）、猪肉、鮎など普段味わえない素材をふんだんに使い京都で修行された息子さんの手によりおいしく作っていただけます。堪能できました。接客はご主人の奥様が丁寧に対応してくれます。部屋風呂がない、洗面が屋外などといったことはありますが、お値段との絡み、雰囲気、適度な涼しさ、他のエリアや帰りのアクセスなど長所はいっぱい。一度お試しあれ。

評価

• 総合4
• サービス4
• 立地5
• 部屋4
• 設備・アメニティ4
• 風呂4
• 食事5

宿泊年月

2009年08月