新緑の萌える奥越後の一軒宿、静かでありながら、存在感があり堂々とした佇まいの建物でした。
　昼過ぎから、信濃川沿いを気の向くまま歩いたり、ローカル線に乗ってみたりを繰り返しながら17時過ぎにチェックイン。玄関前では太公望が道具の手入れをしている」姿も。

　玄関をくぐると想像以上の純和の空間が広がりました。『不思議』というわけではなく、ただただ、別天地という言葉が合うような世界でした。畳敷きの館内を進み部屋に入ると目の前は大きな池に遊ぶ鯉と向いの山の鮮やかな緑（今回、ご厚意で予約の間でなく広い部屋を案内いただきました）。
風呂、温泉は言う事無し。すべすべヌルヌルのお湯は、長湯しても肌にやさしくあってこの上なしです。
　それ以上に、食事の美味いこと。満腹を通り越していても『ほんのり香るコシヒカリ』は胃に収まります。美味いです。贅沢をしてしまったなぁ、と思ってしまうほどです。朝食も申し分なし。米どころの宿に泊まってよかった、そう思える食事の美味しさ、豊富さ、豊かさです。
　今度は連泊して、更にゆっくりと、この豊かな土地に寄り添いながら寛ぐ旅をしたいです。
　チェックアウト後、少し上流まで列車で移動し千曲川沿いを歩きました。豊かな水を湛える流れを眺めながら、ご用意いただいた昼食用のおにぎりをいただきました。これ程美味い握り飯があるか…思いをはせながら頂きました。
　滞在中、何の気兼ねもなく、ただただ、安らげる環境、心の、贅沢の、極みかな…
　ありがとうございました。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2014年05月