元茨城県民。大洗に泊まるのはひさしぶりだが、よくもわるくも、「ああそうだ、茨城って、こんなところだった」と思い出した。慰安旅行御用達という印象で、観光バスがたくさんとまる。「ガルパン」ファンの若者が若干いるのを除けば、あとは慰安旅行の中高年客でごったがえしているという印象。

立地：部屋から海が見渡せる。大洗磯前神社は目の前、大洗リゾートアウトレットまでは車で5分。

部屋：こぎれいだし、居心地はよかった。

食事：最後にデザートとコーヒーをつけるだけで、客が受ける印象はずいぶんちがう。大したコストではないし、工夫の余地あり。朝食は団体客でごったがえすので、席の確保が困難。

風呂：とにかく混む。イモ洗いか、水餃子かという気分だった。おまけに、間が悪いことに、慰安旅行らしいご年配の男性に、風呂でいきなり倒れ掛かられた。酔っているのか、わびもしないし、意味不明なことを言う。仲間が支えながら出て行ったが、その後、レスキューが到着、救急車搬送されていった。それがどうもトラウマになり、翌朝は風呂に入る気にならなかった。

サービス：男性職員は親切な人が多いが、（たまたまかもしれないが）女性がそっけない。「ああ、茨城の女性って、こんな感じだった。まあ悪気はないんだろうけど」と、思い直したが、やはりあまり気分のいいものではない。たとえば、朝食。あまりの混雑に、「席は、ここだけなんですか？」と女性従業員にきいたら、こちらには一瞥もくれずに、「そうですよ」と冷たく言い放たれた。普通は、ポーズだけでも申し訳なさそうにするとか、場所をさがすふりだけでもするとか、サービス業には基本ともいうべき所作があるのだが。

設備・アメニティ：普通の観光ホテル。慰安旅行向きの設備は、一通りある。閉口したのは、廊下やパブリックスペースのタバコ臭。逆を言えば、部屋が見事に消臭されていたのは感心した。

評価

• 総合4
• サービス3
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ3
• 風呂3
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2016年11月