玄関を入ってすぐに靴を脱いであがると、フロントと売店、ロビー的スペースがありましたが一部は作業場と化していてかなり雑多な印象を受けます。

館内にはあちこちに大小様々なこけしがかなり大量に並んでいて「土湯こけし」の地であることを改めて実感できました。

温泉のお風呂は大浴場のほか、貸切露天や家族風呂など複数あり、すべて源泉かけ流しで夜通し入れるため非常に贅沢でした。ただ、土湯共同源泉とお宿の自家源泉を混ぜてから配湯しているため、全てのお風呂で同じような泉質だったのがちょっと残念でした。お風呂によって泉質が異なれば入り比べができるのですが。

夕食は部屋出しで、一手間二手間かけられて、さらに食べやすく工夫された色々な料理が並び、お品書きを見つつおいしく頂くことができました。朝食は宴会場で少量ずつの小鉢や小皿が並び、オーソドックスな旅館の朝食でした。使い捨てのお手拭きはありましたが、テーブルにペーパーナプキンやティッシュが置いてあるとさらに便利かと思いました。

全体的に必要なものは揃っていて、仲居さんなど従業員の皆さんの対応もよく、食事もおいしく、ゆったりのんびり過ごすには最適なのですが、1点とても気になったのは、フロントの皆さんが、横の扉で繋がっている隣接のカフェ森山がらみの対応で忙しいのか、宿の玄関側に目を配れておらず出入りする人への対応・配慮がありませんでした。脱いだ靴も自分で勝手に脇の靴棚の適当なところに置かなくてはならないなど、常連さんであれば何の迷いもなくやってのけるのでしょうが、初めての者で案内もなく放置されると非常に気分が萎えます。声がけするだけでもかなり印象が違いますので、是非ちょっとでいいので出入りする者への目配りをお願いしたいと思います。

評価

• 総合4
• サービス3
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ4
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2024年03月