先日はご利用誠にありがとうございました。お客様の率直なご意見で『すめるやん』と嬉しいお言葉を頂いておりますが、当施設はホテル、旅館ではなく、ゲストハウス＝(日本語で直訳しますと、『お客様の家』)でありますので、宿泊という感覚よりはむしろ住んでいると、お感じて頂けましたらこんなに嬉しいことはございません。
最近の潮流を観察していますと、携帯電話やパソコン、デジタルカメラに代表されるように、以前は個別の商品として認識されていた物が、次第にそのボーダー(境目)が希薄になり、一つのカテゴリーとして生まれ変わるボーダーレスの時代に突入にているように感じます。それぞれの商品のメリットを掛け合わせて、更に便利な商品に生まれ変わっている状況下、普段の生活と宿泊というカテゴリーもその例外ではないと思います。勿論、高級ホテルや高級旅館に滞在するということは、非日常的ラグジュアリー感覚を体験するという側面が存在するのは事実であります。しかしゲストハウスにはそうした側面は存在致しません。ゲストハウスの場合は普段の生活の延長線上にある別の地域での帰宅として捉えて頂けますと、その特性がより鮮明になるのではないかと思います。私の当面の目標は、どのようにすればご自宅のように居心地の良い滞在を、また自宅よりも少しだけ楽しい滞在をお客様にご提供できるのか。この1点に絞り今後も様々な取り組みをしていこうと考えております。次回ご帰宅の際にはご意見また聞かせてください。心よりお待ちしております。