年末に宿泊しました。とても満足しています。
「一日3組限定」、「源泉掛け流しの客室露天風呂付き離れの部屋」に泊まって、「豊後牛しゃぶすき鍋」を腹いっぱい食べて、何でこんなにリーズナブルな料金設定でやっていけるのか？
それは、「徹底したローコストサービス」をさりげなく実現しているからですね。
客室でのサービスは、基本的に「到着時の案内」「露天風呂用お酒セット配膳」「布団敷き」のみ。お茶菓子は置いてありますが、当然お茶は自分で入れます。特に、露天風呂に浮かべて飲む日本酒のサービスには、たいていのおじさんはやられてしまいます。が、コストはそれほどかかっていません。
食事は、夕食18:30、朝食は8:00に、食事処に3組揃って食べることに決まっています。夕食は名物と称する鍋で、豊後牛が一人当たり200gもあり、ボリューム満点。確かに肉はおいしく、量も十分ですが、それ以外は全て鍋用の野菜類なので、食材費はそれほどかかっているとは思えませんし、何より板前さんが腕をふるって料理する必要はありません。更には、鍋なのであらかじめテーブルの上に全ての食材を並べておけば、後からこまごまと料理を配膳する手間も必要なく、テーブル毎にお酒、ご飯、デザート、お茶を出すだけでＯＫ。料理は野菜をザク切りにして皿に並べるだけ、配膳係りの人員は一人で済みます。すばらしい。
朝食も同様で、テーブル毎にあらかじめ数々の料理がきれいに並べられたお膳が人数分セットされていて、席に付いたらご飯と味噌汁とお茶を出すだけ。温かいのはご飯と味噌汁だけでおかずは冷たくても種類が多いのでとても満足。前の日に作った料理でも、どこかで買ってきた料理であっても、文句はありません。
そして最後には、甘露煮のお土産付き。これもコストは安くても満足度は高いサービス。
食事の時間が決められていて融通が利かないことに不満を書いている人もいましたが、この優れたローコストサービスの仕組みからすれば、仕方のないことですね。
いやー、満足すると同時に、つくづくと感心させられました。

評価

• 総合4
• サービス4
• 立地4
• 部屋4
• 設備・アメニティ4
• 風呂5
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2010年12月