2022年1月に一人旅で利用しました。
土浦駅から小牛田駅までの臨時特急列車に乗車することになったため、宮城の名湯鳴子温泉郷巡りを計画し、
小牛田から陸羽東線を利用し、川渡温泉駅で途中下車して日帰り入浴をした後に、鳴子御殿湯駅から徒歩でアクセスしました。
この付近の陸羽西線は、川渡温泉駅、鳴子御殿湯駅、鳴子温泉駅、そして中山平温泉駅と温泉の駅が四駅連続し、
これにバスでアクセスする鬼首温泉を合わせた五つの温泉で鳴子温泉郷を形成しています。
鳴子御殿湯駅前は公共施設が立ち並びますが、少し進むと歴史を感じさせる旅館が連なる温泉街の風情が漂ってきます。
こちらの宿は温泉街の中心付近に位置する立派な造りの温泉旅館で、湯治の雰囲気を残しつつ、リニューアルされた綺麗な造りです。
用意された部屋は奥まった3階の一室で、それほど広くありませんが建屋越しに街並みを見下ろすことができるロケーションです。
浴場は一か所の大浴場と数多くの貸切風呂がありかなり凝っています。
大浴場は階段を降りた先にあり、脱衣所のみ別の混浴で、かなり広いので比較的入りやすいと思います。
貸切風呂は大浴場の近くに小さい家族風呂と蒸し風呂が一箇所ずつあり、蒸し風呂は風呂上がりの休憩に使えます。
別棟の最上階に太陽と月をモチーフにした浴槽があり、こちらは2～3名程度で入れる大きさで、最上階ということで景観が抜群です。
時間を計算して狙えば浴室内から日の出や陸羽東線の初列車を見ることができます。
そして、こちらの宿の一番の売りで、宮城県の観光パンフレットに取り上げられる、離れの浴場の母里の湯は、
宿から車で送迎して貰った高台の中にある大きな露天風呂で、雪景色の森の中で大浴場を独占でき、まさにお殿様気分です。
泉質は炭酸水素系の芒硝・重曹泉で、温まりやすく肌にも優しいので、のんびりつかれます。
夕食は湯治の流れを引く薬膳料理とのことでですが、鍋物などボリューム感のあるメニューもあり、イメージより豪勢です。
翌日は鳴子温泉まで歩いて温泉巡りを続けてから、関東への帰路につきました。
鳴子温泉郷は東北を代表する温泉郷で泉質のバリエーションも多く、温泉好きにとっては鉄板の温泉地ですので、訪問の際は足を延ばして東鳴子温泉への立ち寄りをおすすめします。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋4
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2022年01月