東京から訪れた身にとっては、なんともいえない風情・雰囲気がよろしい。本館の部屋自体は、ちょっと狭い感じで普通の旅館のそれと同じで、別にこれといった特徴はないが、竹林院という歴史がそれを打ち消してくれるようだ。夕方５時過ぎには店も閉まっていている中で、ケーブルの駅からはじめていく宿まで徒歩でいくまでの時間＆体験が、旅をしている感じにさせてくれる。吉野の奥に立地しているのも、何物にも換えがたい。生きているうちに、もう一度、今度は、桜の季節に、吉野には訪れてみたいと思う。