（１）通信環境＝山の中ですが、各部屋でWi-Fiがつながります（部屋の壁にSSIDとパスワードの張り紙があります）。携帯電話はソフトバンクがつながりますが、他社であっても、Wi-FiがあってLINEでの通話もできるのでよほどのことがなければ問題ありません。私は宿泊中、仕事のメールやネットの閲覧、LINEをしましたが、何の問題もなくふだんと同じように使えました。
　（２）お風呂＝無色透明でぬるくも熱くもなくちょうどよく、かなりいいです（源泉かけ流し、飲用も可）。冬だったので主に内湯に入りましたが、浴槽越しに大きなガラス張りになっており、外光がたっぷり入り明るい雰囲気なのもよく、長湯したくなります。
　（３）食事＝熊鍋の肉はご主人が仕留めた熊とのことで、こういう食の経験ができるというのはとても貴重だと思います。熊肉は初めてでしたが、脂の部分が牛などのようなしつこさがなく、赤身も硬すぎず柔らかすぎずの食感で、臭みも感じずおいしかったです。
　また、私が特においしいと思ったのは、頭から丸ごと食べられるイワナの唐揚げ（コースに追加）。これも現地で獲れたもので、ご主人によると、「塩焼きばかりでは芸がないので、考えて、丸ごと食べられる唐揚げにした」とのことで、その分、骨抜きや下味付けなど処理が大変なようですが、川魚とはこんなにおいしかったのかと思わせてくれ、明日また食べたいと思うほどでした。ということで、さまざまなコースがありますが、個人的には熊鍋とイワナの唐揚げのあるコースがお勧めです。名物の鯉の甘露煮や鯉こくをはじめ他の料理もおいしいですが、２つに絞って記しました。
　（全体の感想）（にぎやかな温泉街のホテルの一つに泊まり豪華さや快適さを求めるのとは違う）山深い一軒宿の温泉で大自然に触れ忙しい日常を忘れたいという人に薦めたいです。宿のご夫妻のお人柄も素晴らしく、ご主人から猟や地域の変遷などの貴重な話も聞くこともできます。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋4
• 設備・アメニティ3
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

ビジネス

同伴者

一人

宿泊年月

2021年12月