お客様へ

先日はご宿泊くださいまして誠にありがとうございました。
しかしながら、折角おくつろぎでいたらしたところ大変な失礼があり、大変申し訳ございませんでした。

担当者に確認いたしましたところ、確かに、「お飲み物のご注文内容をご確認いただくのを失念したため、慌ててお部屋に伺ってしまった」とのことでございました。
お客様には突然の訪問に戸惑われ怖い思いまでされたとの事、スタッフ当人も反省しておりましたが、ひとえに私の指導不行き届きによるものでございます。
心よりお詫び申し上げます。

その後直ちに全てのスタッフ達と頂きましたお言葉を共有し、ホテルとはまず何より「お客様に安心してゆっくりとおくつろぎ頂く場をご提供する」という使命のある仕事であり、そのことを全員が心にとめた上で、お客様おひとりおひとりに寄り添ったサービスができるホテルマンを目指そうと相互で再確認いたしました。

何を申し上げましても、今回お客様のご滞在中に無礼がございましたことには変わりなく、お詫びのしようもございませんが、もし叶うならもう一度チャンスを頂き、再度お越しいただけますと嬉しゅうございます。

皆で、心よりお待ち申し上げております。

女将　細川　いづみ