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一碧湖の芝生の広場に、与謝野晶子の歌碑があります。うぐいすが良き東雲の空になき吉田の池の碧水まさる　伊東線が開通して、保養と仕事を兼ねてでしょうか。

枕草子の冒頭と似ています。春は曙、ようよう白くなりゆく　山際すこし明かりて、紫立ちたる雲のほそくなびきたる　この、紫立ちたる雲が東雲です。同じ季節、同じ時間、同じ方向を向いて。晶子は翌年、蜻蛉日記の現代語訳を刊行します。きっと、古典に取り組んでいたんです。

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