創業８０年の、皇室も訪れた老舗ホテル。正式名称は「湯日（ゆい）の郷あづま館」。昔は「東館」だったみたい。一昔前の感覚なのか禁煙室はなく、逆に館内に喫煙所もないみたい。風呂の近くの休憩所等ではタバコが吸えるようになっているから、「喫煙所」なんて意識自体がないのかもしれない。私等愛煙家には嬉しいが、禁煙家からはクレームがありそう。ネットコーナーやWｉFｉ等のネット環境もなさそう。「一人旅用プラン」ができ、１人１室利用の我々には便利になった。
　温泉は今時珍しい「源泉かけ流し」。泉質も珍しい「酸性泉」。湯温の異なる２つの露天風呂があり、狭いながらサウナ室がある。別館に内湯だけの浴室があって、こちらも熱めとぬるめの２つの浴槽がある。あと、年中利用できるプールがあって、水着を持参すれば１８時まで利用できます（基本は午後利用。午前中利用希望者は申し出が必要）。私は１５時にチェックインし、夕食を１９時にしてその間一風呂浴びてからプールで泳ぎ（他に利用者はいなかった）、その後サウナで汗を流して身体を洗い、最後に露天風呂に入り、十分楽しめました。
　夕食はちょっと変わったバイキング。バイキングというと、どこのホテルも似たり寄ったりですが、ここのはイタリアンレストランの飲み放題プランみたいに前菜が充実していて、刺身や揚げたて天ぷら、ステーキ、創作料理も豊富で、料理へのコンセプトを強烈に感じました。朝食はかまどで炊いたご飯は絶品。ライブキッチンの目玉焼き用の生玉子をもらって玉子かけご飯にしました。朝食に天ぷらを揚げてくれるのも珍しいかな。今回利用させてもらった部屋は、「８畳和室部屋おまかせ」ということでしたが、実際は１０畳プラス床の間みたいで、１人で寝るには広過ぎるくらいでした。夏場等は虫が多そうな所でしたが、窓には網戸があり、電気蚊取りも用意されていました。トイレットペーパーが１枚物でしかも薄く、途中で切れて使いにくかったのと、洗面所にタオルをかける所がなかったのが不便でした。それと、浴室の脱衣所で「百草水」というのが飲めるのですが、空になっても補充されないとか、食事中もカレーがなくなっても補充されない等が気になりました。細かい気配りがあれば、これで１泊２食¥１１８８０なら、また是非使いたいホテルですね。

評価

• 総合4
• サービス4
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ4
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

友達

宿泊年月

2014年06月