《 我が家に帰った感じの旅館 》

東京に行ったついでに、猿ヶ京まで足をのばし、樋口に泊まった。
前回から1年３ヶ月ぶりである。

この旅館、樋口は何かが違う。
玄関を入ったとたんにホッとするものがある。
我が家に帰ったような、そんな感じ・・・・。

他の旅館だと、どうしても“お客様扱い”になる。
お客様だから、大切に扱われる。
それはそれで間違ってはいない。

この樋口でも“お客様”には違いないのだが、
他の旅館と比べて、“空気”が違うとでも言おうか。

女将とお客の距離感の違いといってもよい。
女将とお客の“キョリ”が短いのである。

なぜそうなるのか。
女将を頂点とする従業員の“一所懸命さ”が
その根本にあると、私には感じられる。

お客様は、なぜ樋口に来てくれるのか
お客様は、何を求めて樋口に来てくれたのか
お客様が、満足をしていただくにはどうすればよいのか

そんな旅館であれば“当たり前のこと”を
従業員みんなで一所懸命に追求しているからではなかろうか。

こんな旅館が、日本中にもっと増えてもらいたいものだ。
この旅館には、サービス業の基本を実践している姿がある。

我樹丸

【ご利用の宿泊プラン】
旬を味わうお手ごろプラン　お食事の量もスタンダード！
湖を見下ろす和室８畳