私達が知っているホテルは、入り口から入ると、様々な観光案内のカタログがあり、レストランのメニューや結婚式の案内書などがある棚があり、フロントには、ネクタイをしてスーツを身に着けた人や、ユニフォームを着た女性の後ろには鍵の棚や、カウンターには英語で「Chedk-In」
などと表示をしてあったりする。[BR]
ここ数年オープンしている欧米のブティックホテル（部屋数の少ない、ハイクラスのホテル）には、宿泊者が入るところから、全ての印刷物や文字を無くして、美しい照明や背景のデザインなどもをすっきりさせたフロントが見かけられます。[BR]
最近、全面改装中の白金台に建つ「都ホテル東京」も、そうした最新トレンドを全面的に取り入れて、驚くほど美しい内装を持つホテルに生まれ変わりつつあります。[BR]
ガラスのドアを入ると、正面が広いラウンジ。しかし、そこには印刷物は目に見える所には全く無く、文字の表示も無い。フロントという矢印さえないので、入り口からは見えない位置にあるそれは、初めての人は尋ねないと解らないかもしれない。フロントには、段襟にネクタイの無い制服を着た２０代のいい男だけを配置、明らかに、チェックイン時の女性客をわくわくさせる。フロントのカウンターにも、一切の書類、文字が無い。そこはフロント側に２段に落ちたデスクなっているのので、書類も宿泊者から見えない。鍵のケースも視線からは見えない。フロントの後ろの壁は光る輝く照明のオブジェ。フロントカウンターにあるのはガラスのお皿の上に高く積まれたオレンジだけ。[BR]
その後ろいるアシスタントマネージャーは和服の美しい女性。その机の上にも印刷物は一切無い。電話も無い。[BR]
そして、無料の待合のための配置された多くの応接椅子。[BR]
部屋鍵は使い捨てのカード型で紙のキー。２３平米の部屋にある２つのキングサイズのベッドにはそれぞれ４種類の枕があるのが驚き。これなら、枕が変ると寝られないどころか、起きたくなくなるかもしれない。ベッドのマットレスの厚みも普通の３倍はあるので、寝るためにはベッドに上るという印象。[BR]
目黒駅とホテル間を無料送迎バスが１５分置きに往復しているのも便利だし、こんなホテルがキャンペーン時にシングル11,000円で泊まれることがあるのは価値があります。[BR]
欠点はコンビニが近くに無いことぐらいかな。