この度は当ホテルをご利用くださいまして誠にありがとうございます。今回初めてのご利用をいただきましたようで、私共も大変嬉しく存じます。
現在103年目を迎えております本館は明治42年竣工で、当時の鉄道員により「西の迎賓館」として贅を尽くして作られました。
赤い鳥居で縁取られた暖炉が、和洋折衷の建築ポリシーを示しています。完全な洋風にしなかったことに、明治末期の日本人の矜持を感じます。
大正時代にはアインシュタインやバートアイランド・ラッセルも宿泊され、現在本館ロビーにおきまして大正11年アインシュタインご来日時にホテルで弾かれたピアノを展示しておりますが、お気づきでしたでしょうか・・・足に機関車の動輪を彫刻した鉄道省の特注品でございます。
ご見学自由でございますので、お時間がございましたら是非またごゆっくりご覧くださいませ。

お客様のまたのご来館を心よりお待ち申し上げております。