今回は憧れのクラシックホテルのひとつである奈良ホテルに泊まれるということで、大変楽しみにしていました。建物はとても重厚感があり、室内もとてもいい形で年月を重ねてきた雰囲気がものすごく伝わってきました。
チェックイン時の説明で、スチームヒーターが時々カタカタっとすごい音を出すとの事でしたが、実際は事前のお話のとおりで、朝方に目が覚めるほどの音でした。新館だとこのようなことは無かったかも知れません。次回お世話になる時は、冬を避けるか新館での宿泊にするか考えたいと思います。
あと、朝食の際（2日目の8:30頃）に洋定食の最後の飲み物が待てど暮らせど来ず（10分ほどじっと待っていました）、そのあとの予定が微妙に崩れてしまいました。
混雑時に行ってしまった自分の責任ではあるのですが、チェックインの時に一言そういう注意事項の説明もあってもいいのではと思いましたし、今まで色々なクラシックホテルで朝食を頂いてきましたが、今までそのような経験をしたことがなかったので、あっけにとられ自分から声をかけることを忘れていました。ちょっと残念でした。
あと一番残念だったのは、チェックアウトの際にドアマンがいなかったことです。
自動ではないばねの強いあの扉を、片手にトランクを持ち、体全体を使って開け、自分で止まっているタクシーに声をかけ、荷物をタクシーに乗せ、駅まで行きました。
チェックインの時は、ホテル玄関で迎えてもらい、タクシーを降りると同時に荷物を持ってフロントまで導いてくれて、ドアを開ける人も別にいたのに、帰る時はこれなの？と思い、非常にがっかりしました。
その日は休日でおそらく結婚式だのなんだので立て込んでいたんでしょうが、宿泊客はそんなの知ったこっちゃありません。日本でも有数と呼び声の高いクラシックホテルの名が泣きます。
建物古い、立地も良くない、宿泊費が高い（クラシックホテルは得てしてそういうものですが）けど、一度は行ってみたいみんなの憧れのホテルなのに、もう駅前のビジネスホテルでいいか・・・、と思わざるを得ませんでした。
うわべだけのホスピタリティーなんて要りません。スタッフ同志がしっかり連携が取れ、どのような状況にもきめ細やかに対応できる、それでこそクラシックホテルではないのでしょうか。スタッフ教育を見直したほうが良いのかも知れません。

評価

• 総合4
• サービス2
• 立地3
• 部屋4
• 設備・アメニティ4
• 風呂3
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2013年02月