一生に一度は泊まりたい。それくらいの価値があるホテルです。
今となっては、岡山県では人形峠アトムサイエンス館と並ぶスポットにあるのですから。
ホテルが立地するのは、吉備高原都市のセンター区。吉備高原都市は、1973年に岡山県が立案した
例を見ない新都市計画。この地に人口3万人の自然と人間が共生する街が出来る。
かつては、小学校の社会科学習でも必ず教えられていました。
そんな街の市街地がホテルのある建物・きびプラザ。コロナの影響もあると思いますが、人はほとんどいません。吉備高原都市で、コンビニとスーパーはここにしかないのに、です。
ちなみに、コロナの影響でレストランは休業。弁当などを予約しなかったら強制的にコンビニ飯です。

80年代に考えられた未来デザインの建物の中でホテル部分だけは、ちょいリゾート風味。室内をログハウス風にしてリゾート感を頑張っているのが、そそります。
なお、サービスのコーヒーは美味しいです。

ホテルへのアクセスはなかなか楽しく、岡山空港からタクシーで40分。ほぼ、ほかの車はいない道を飛ばしてくれます。ほかのアクセス方法は岡山市内から1日に数本のバスで60分だそう。帰りは、時間の都合で備中高梁駅行きのバスで50分ほどかけて山を降りました。そこから岡山市へは電車で1時間くらいです。

ホテル周辺を散策すれば、ほかのリゾートにはない感動があります。未来を読み違えた4車線道路。そして、自然に帰りつつある歩道。
最大の名所は、ニューサイエンス館跡地。かつては、ホログラム映像が出迎え、ロボットアームが筆で文字を書く展示がある一大観光地でした。いまや、消えかかった駐車場跡地の「バス」の文字が泣かせます。
それでも、居住区には家があるんですよね。
その居住区に隣接して立地する国立吉備青少年自然の家は、岡山の小中学生の林間学校スポット。
いや、都市の居住区の向かいが林間学校とか、どんなコンセプトなのか。

スマートシティとかが流行る昨今、大失敗した都市計画を楽しめる全国にまたとないリゾート。
これは、もっと評価されてしかるべき。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

ビジネス

同伴者

仕事仲間

宿泊年月

2020年06月