町屋ゲストハウスならまちをご利用頂き、ありがとうございます。

当館は、平城京の外京にあり、地名は北京終町です。奈良時代の地図では、五条東六坊十三坪となります。

この地は、司馬遼太郎：空海の風景によれば空海が16才の頃に平城京に上京したときに泊まったとされている佐伯院跡地です。

平城京の都は碁盤の目のように道路が直行していますので、ほとんどの町家は間口が狭く奥行きの長い町家構造になっています。
大通りに面した玄関には商売がしやすく光を取り入れられるようにと格子戸が使われています。

その奥の部屋は商談ルーム、更に奥には中庭、奥の更に奥には蔵や離れの部屋などがあります。二階は居間として使われることが多かったようです。
階段の下には、箱階段という箱状の引き出しが設けられつ家が多く、狭いスペースを有効に利用しています。

「奈良町格子の家」、「奈良町にぎわいの家」など典型的な奈良町の町家は、ご覧頂けたでしょうか？

当館は最初は商家として建てられ、田原雪山という著名な書道家が住むようになって書道教室となり、その後は、10年間劇場でした。舞台の上のお部屋（天井桟敷の部屋）でした。
100年の歴史有る町家は、こうして改装されながら元気でゲストハウスになっているのです。

中庭の楽しみや、歴史有る町並みの工夫などについても沢山の工夫がありますので、次回お泊まりの際にご紹介させて頂きます。

またのお越しをお待ちしています。