在宅ワークや外出を控える生活が続く中、あまり取れない長期休暇が取れたので、炭酸泉日本一の長湯温泉に行きたいと、夫婦で宿泊しました。

自然に囲まれたとても広い敷地内に建物が点在し、客室の多くが独立タイプの離れという贅沢な作りです。
母屋もお食事処も大浴場なども全て独立して建っているため、毎回一度外に出て渡廊下を移動する必要がありますが、その土地の自然や、伝統工法で作られた建物の中で、ゆっくりと流れる時間を感じてほしいという、強いこだわりを感じます。

随所に置かれた置物やアンティークな家具も面白く遊び心を感じますし、神仏を大事にされているのも清々しいです。部屋のコーヒーは豆を手動のコーヒーミルで挽いて飲むという徹底ぶりには嬉しくなりました。
食事は当然ながら地元の新鮮な食材が使われ、自家農園栽培のお野菜や自家製の加工肉なども使われています。
エノハ料理がメインですが、お野菜や卵がとても美味しかったり、先付けの鴨味噌が絶品だったりもします。

宿の皆様は若い方もベテランの方もとても親切で、雰囲気の良さを感じました。
質問に色々と丁寧に答えていただいた、どことなく都心の高級フレンチの支配人のような品のあるお兄さん、お名前を見て納得・・・オーナーの息子さんですね。
この宿が伝統的なのに洗練された印象があるのもわかる気がしました。

要望としましては、全室の水栓から美味しい天然水が出ることはチェックイン時に言って頂いた方が良いかなと。
飲めばわかりますが、水道水が不味い地域の人間は、水道水をそのまま飲むという発想自体がないこともありますので。
それと、高い枕が2つ用意されていたのですが、１つは低い枕だと高さが調整しやすいと思います。

温泉の質は言うまでもありませんし、周辺の温泉も凄いです。是非再訪したい、豊かな気持ちになれる宿でした。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ4
• 風呂5
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2020年12月