玄関の引き戸を開けて館内に入ります。温泉に来て透明ガラスの自動ドアは興ざめですよね。白銀屋さんはガラス格子の引き戸です。この引き戸のガラガラの音がいいです。引き戸を開けて中に入ると石油ストーブの暖かさが迎えてくれます。これが家庭的な温かみで安心感を与えてくれました。この玄関からはすぐに外湯に行けます。館内のお風呂も最高でした。そして渋温泉では旅館やホテルのお風呂がどうのこうのというより、温泉街にたくさんある外湯も旅館やホテルの設備と思えてしまうくらい身近な存在でした。館内は全体、典型的な数寄屋風のつくりです。通路や部屋のなかもみな欄間が付いています。それぞれ格子だったり細工だったりと格調高いです。木造の造りなのですが、各洗面台・流しは小さなタイルで出来ています。このレトロ感は味わい深いです。階段も和風の階段で割と急です。これらが醸し出す雰囲気が自分にとっての温泉旅館です。まさに白銀屋さんは最高でした。若い女将さんも先々代？の女将さんもこころこもった応対をしてくださいました。夕食朝食も美味しかったです。またお世話になりたい宿です。個人的には部屋にテレビは要りません。こんな素晴らしい温泉街にきて旅館に泊まってテレビ見る気にはなりません。ロビーに1台あれば充分かと思います。が、そういうわけにはいきませんね。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

友達

宿泊年月

2014年03月