この度は「保養」と「自然」の当館をご利用いただけましたこと、ありがとうございました。
当館のオペレーションにお褒めの言葉を頂戴し、重ねて御礼申し上げます。
対応が丁寧で情報の共有も十分とのご感想をいただきましたが、楽天トラベルの他の会員様の中には、「えっ」とのご感想を持たれたお客様もいらっしゃるかと推察いたします。

現在の当館の実力は、
対応力に個人差が大きく、出勤する社員によって、バラつきが生じる。
情報の共有が出来ておらず、信頼を失いかねない大きな失態が生じる。
でございます。

当館は、年間１５０日にも及ぶ教育旅行（修学旅行、林間学校、移動教室、スキー教室）の宿舎として、各自治体様から指定を受ける宿となっております。
保護者様の元を離れた児童様、生徒様をお預かりする宿でございます。
ですから、どんな些細な事故であっても、あるいは、ご指導をいただく先生方からのご意見であっても、情報を共有し「安心、安全」な宿でなければならないと心得ます。
それが、公器としての責務であると心得ます。

先日、ある教育委員会様から私に一通の電話がございました。
「以上のような事故が生じたと、学校より書類が届いていますがそれは事実ですか。」
何のことやらまったくわからず、「申し訳ございません。詳細をご教示いただけますか。」
と答えるのが精一杯でした。
教育委員会様が問題視されたのは、「事故」そのものではなく、「情報が共有されていない」ことでした。
情報が共有されていれば、まったく違った後対応が出来ていたのも事実です。

私は、お客様に嘘をつくことが一番の悪だと考えております。
一度「嘘」をつくと、更にその「嘘」に「嘘」を上塗りしなければならない事実が生じ、それが温床となり、やがて取り返しの付かない「重大事故」につながるからです。
旅館の事業再生を行ってきた経験から、つぶれる旅館に共通しているのが、お客様に「隠す」という行為が日常的に行われている、ということです。

お客様に誠実たれ、お客様に嘘をつくなかれ。
信念をもって取り組んでおります。
ありがとうございました。