この度は「保養」と「自然」の当館をご利用いただき、ありがとうございました。
湯温の按配がちょうど宜しかったようで、安堵いたしました。
源泉温度が約７２度と高温のため、１年を通じて加水を施しております。
晩春から初夏にかけてのこの時期は、朝晩と日中の温度差が大きく、加水の割合に一番気をつけなくてはならない時期でもあります。

湯殿は釘を一切使わない「木組み」と呼ばれる工法で建てられ、宮大工さんたちの「技術」と、木立の中に佇む「情緒」「風情」を大切に守ってまいりましたが、竣工から４０年近くが経過し、「時代」の損傷が目立ちます。
現代のスーパーセントとは対照的で、ある意味、「美しさ」「清潔感」を求められるお客様には、当館をお選びになられるとミスマッチとなるかもしれません。

これから宿をご検討なされるお客様に、ご参考にしていただければ幸いに存じます。

ほのかな宿 樹林　総支配人

この度は「保養」と「自然」の当館をご利用いただき、有り難うございました。９日間のGWも一区切り。この間、会員様から様々なご意見やご要望、当館の行く末を案じてのお叱りを頂戴いたしました。この場をお借りして総括し、お詫び申し上げます。
「宿屋の継続が疑われるほど重大なインシデント」
・料理が皿からこぼれ、持っていたお盆の上に転がり落ちたが、取り替えるでもなくそのままお盆ごとテーブルに出された。もう二度と来ない。
・料理を出す際、仲居の着物の袂が料理にかかった。すぐに新しいものを用意し、持ってきますとお詫びまでは良かったが、３０分待っても新しい料理は来ず。その後、責任者らしき社員が「お茶をどうぞ」とお茶だけ持ってきた。お詫びもなく、上長に連絡が伝わらない無責任な宿だ。もう二度と来ない。
言語道断！連休中の渋滞でお疲れになり、やっとたどり着いた宿で、こんな悲しい対応をされたお客様は、もう二度と帰ってきてはくれません。
「悪事千里を走る」。悪評が宿を滅ぼし、事業再生を担当した宿が何件かございます。
当館をそんな宿にしないよう「脚下照考」。懸命に努めてまいる所存でございます。
申し訳ございませんでした。
その一方で、これは宿としてきちんとご説明しなければならない事故もございました。
「廊下を歩く音がうるさい。注意するよう頼んだがとりあってくれなかった。」
これは、午後６時３０分から１０分間、グループのお客様が夕食に向かわれるため、お話をなされながら、固まってのご移動の時に生じたものでございました。
全てのお客様に、気持ちよくご滞在していただくよう務めるのが宿の使命ではございますが、「寛容」という美学が、今の日本には失われてしまったのでしょうか。
ただ、お客様同士が、気まずい思いを抱きながら滞在いただくことは、宿として恥ずべきことと心得ます。
例えば、上階のお客様が騒がしく、注意してくれるようフロントに頼もうか、どうしようか思案される場合です。この宿なら、自分が注意してくれと頼んだことが、上階の他客にわからないよう対処してくれるはず。
こう安心して、信頼をいただける「空気感」を創っていなければ一流の宿にはなれません。
当館が、いつの日か、かくありたいと切に願います。
ほのかな宿 樹林　総支配人

この度は「保養」と「自然」の当館をご利用いただき、ありがとうございました。
清掃に不備がございましたこと、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
大変申しわけございませんでした。

お客様から頂戴いたしましたコメントを拝受し、「もしや」の危惧が生じました。
歯磨き粉のキャップが洗面所に落ちていた原因として、
１）クリーナーが丁寧に、きちんと、かけられていない可能性があること
２）点検時、ゴミ箱を覗いたら歯磨き粉が残っており、新しいビニール袋と
取り替えることが勿体無いなく、そのままゴミ箱をひっくり返し、収集用の
ゴミ袋に歯磨き粉の残骸を入れたつもりがキャップの部分だけ床に転がり、
これに気づかず放置された可能性があること
経験上、２）が原因であることが大です。

何件ものホテル・旅館の運営に携わってまいりましたが、お客様から信頼を頂戴している宿は、お客様がご覧になられている時も、ご覧になられていない時も、スタンダードオペレーション（基本）を決して変えることがない、という共通点がございます。
着任してすぐにチェックすることは、その宿が「使い回し」を当たり前に行っているかどうかです。
客足が遠のき、メインバンクからも見放され、明日にでも倒産寸前の宿にとっては、お客様に一度給仕した「紙おしぼり」や「割り箸」が使われていないのであれば、これを次のお客様に出したくなるのです。
でも、一度は別のお客様の席に出されていたもの、いくら使われていないものであっても、お客様に中古品を給仕することになるのです。

信頼は一夜にして頂戴できるものではありません。
毎日コツコツ。これしかないと心得ます。

ほのかな宿 樹林　総支配人

星の数ほどある宿の中から、再び当館をお選び頂けましたこと、宿屋冥利に尽きます。
ありがとうございました。
さて、お料理の内容が前回の時に比べてとのお言葉、更に、事前にご案内があった方がとのアドバイスをいただき、重ねて御礼申し上げます。

前回のご宿泊は、2017年5月1日、楽天トラベル会員様向けの謝恩企画「霧降高原豚豆乳しゃぶしゃぶ特選コースのご料金で、ワンランクアップ『栃木牛の豆乳しゃぶしゃぶ特選コース』、樹林棟・広縁付き和室」、2名１室おひとり様12,150円でご利用いただきました。

今回のご宿泊は、「当日申し込み特別割引　霧降高原豚豆乳しゃぶしゃぶ特選コース　金精棟・8畳和室」、2名１室おひとり様9650円でご利用いただきました。

本日は、サービス業に於ける「公平」と「平等」についてご案内申し上げます。
公平と平等。ややもすると同じ意味に囚われがちですが、大きな違いがあるのです。
ご来館される全てのお客様をVIPとしておもてなしする、というのが平等なサービスです。
ご来館されるお客様のうち、樹林棟にご宿泊されるお客様にはコーヒーを無料サービスさせていただく、というのが公平なサービスです。
なぜなら、金精棟や白根棟に比べ、樹林棟のご宿泊料金は高額になるからです。

私がホテルに勤務していた時、米国西海岸で行われるチェーンホテルの会合に出席するためエアーを使用しておりました。
会社は、万一の時、航空便の振替優先権のある「エコノミー正規往復料金」のチケットを用意してくれておりました。
エコノミーの正規往復料金は、ビジネス往復の早割料金よりはるかに高額です。
成田では、エグゼクティブラウンジに案内され、座席はビジネスにアップグレードしていただいておりました。
このエアー会社は、お客様を公平に扱われていたのです。

ご利用時期、ご利用内容、ご利用条件によっては、サービス内容に相違が生じること、この場をお借りしてご案内申し上げます。

サービス業に於ける「公平」と「平等」。非常にセンシティブな課題ではありますが、当館はお客様にご理解賜りながら、推進いたしたく存じます。

ありがとうございました。

ほのかな宿 樹林　総支配人

この度は「保養」と「自然」の当館をご利用いただき、ありがとうございました。
ご滞在中、「温泉」にご満足をお届けできなかったこと、心苦しく、深謝申し上げます。

現在、午後10時から明朝8時まで、有事の際、お客様の命をお守りすることのみに的を絞り、夜間警備の者をフロントに配しておりますが、大浴場の温度管理など、設備関係に付きましては目をつぶった状況で営業を継続しております。申し訳ございません。

源泉掛け流しを維持するには、夜間に於きましても、本来、1時間に一度の計測が必要となります。これは、湯守を24時間配置しなければならないことを意味します。
昨近、源泉掛け流しであっても、深夜12時から明朝5時まで、大浴場を利用できない宿が
増えてきておりますが、労働基準法を順守した従業員の勤務体制下では、他の旅館ではありますが、致し方ないと思っております。
但し、大浴場の清掃不備につきましては、私の管理不行き届き、申し開きできません。
お客様に嘘を申し上げることはできませんので、当日の状況をお話しいたします。
大浴場の清掃は、脱衣室・内湯の洗い場・露天風呂・シャンプー等の液の補充まで含めますと、私自信、努力しても３時間３０分は要する大仕事となります。
滞在のお客様の便宜を計り、これを３時間で仕上げさせております。
シャンプー等の補充は、ご宿泊いただく男女比率から、女性大浴場は毎日、男性大浴場は２～３日に１回とし、いわば「手抜き」をして何とか時間内に対応しております。
ご宿泊いただきました当日、客室清掃に湯守を借り出し、午前１０時からはじめて午後１時までかかる大浴場の清掃を、正午まで湯守に客室清掃を手伝わせ、わずか1時間で大浴場を清掃せよと、サービス部が動いていたことが発覚いたしました。
管理監督の目が届かず、この日にご宿泊いただいたお客様には、不備だらけの大浴場をお使いいただくこととなりましたこと、この場をお借りして深くお詫び申し上げます。
事が発覚し、それぞれ責任ある仕事を全うするよう、再度、確認をとりました。
申し訳ございませんでした。

ほのかな宿 樹林　総支配人