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guest Villa逢桜(ゲストヴィラほうおう)のクチコミ・お客さまの声
設備・アメニティ5
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大学時代の先輩にゲストヴィラ逢桜を紹介してもらい、妻の誕生日に温泉旅行。妻も私も建築関係の仕事をしており、建築物やインテリアには興味津々。ナビで到着した場所は、大谷石の長い塀で囲まれており道路からは全貌が見えず。車を降りて正門をくぐると、妻が歓喜の声(私も興奮しての長文感想です)。チェックイン後は、庭園を散歩しながら写真撮影、建物内を探検しながらも写真撮影。お庭には滝や池があり、多くの灯篭や石仏、年月を感じる大きな樹木や数種類の苔、そして中門の扉として使われている「欅の1枚物」に圧倒。建物の窓は木製枠に大正ガラス、フロントには3000年の屋久杉の衝立。皇室もお越しになった迎賓室の木材(春日杉の天井板・赤松の廊下)は全て柾目、格調高い書院造り、幅1.8mの3方広縁には9mの軒丸太など入手困難な木材の設え。レセプションルームの床材は異なる材木を組み合わせた寄木細工を施し、大理石のマントルピースにシルクロード(?)のエッチング(彫刻)ガラス、そしてソファーは憧れのアルフレックス(マレンコ)にアンティーク家具。食事室は大正ロマン漂う空間で、アンティークテーブルや家具、欅の格天井に大正期の和製シャンデリア。残念ながらお茶室と洋館の利用ができませんでした。しかしスタッフの方にお願いいたし、内覧させていただきました。小間の床柱は見たこともない太い「南天の木」、また立礼には「法隆寺」より拝領された木材をテーブルにリメイク。そして洋館には暖炉と大きな船舶の舵、アンティークオルガンやBARカウンター。日本に西洋文化が多く入ってきた明治期から昭和初期、吉野の山奥にも西洋文化を取り入れた林業家の感性に驚き、また日本庭園に佇む洋館の融合に違和感がなく、その時代の設計者や職人の持っていた美意識や技量に感服。チェックアウト後の車中では、吉野の林業家の秘められた優雅さを想像し、日本の建築や歴史に関する談義に花を咲かせて、8月には孫を連れて再訪しようかと計画中。
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様々な緑色の木々を楽しめる6月。そして魅力的な建物をリノベーションされた宿泊施設が多くある中で、弊館をご利用くださりありがとうございます。また建築家さんの目線で、詳しくご説明いただきありがとうございます。主に2代目辰次良が庭園をデザインし、建物を増築したりお茶室や洋館(スイス館)を完成させたとの事です。林業家の「こだわった木材」なども発見してくださり、私どもも嬉しいです。是非、違う季節にもお越しくださいませ。
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guest Villa逢桜(ゲストヴィラほうおう)(奈良県)
5.0
投稿日:2024-06-13 16:23:34
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0602ゴウさんの guest Villa逢桜(ゲストヴィラほうおう) のクチコミ
大学時代の先輩にゲストヴィラ逢桜を紹介してもらい、妻の誕生日に温泉旅行。
妻も私も建築関係の仕事をしており、建築物やインテリアには興味津々。
ナビで到着した場所は、大谷石の長い塀で囲まれており道路からは全貌が見えず。
車を降りて正門をくぐると、妻が歓喜の声(私も興奮しての長文感想です)。
チェックイン後は、庭園を散歩しながら写真撮影、建物内を探検しながらも写真撮影。
お庭には滝や池があり、多くの灯篭や石仏、年月を感じる大きな樹木や数種類の苔、
そして中門の扉として使われている「欅の1枚物」に圧倒。
建物の窓は木製枠に大正ガラス、フロントには3000年の屋久杉の衝立。
皇室もお越しになった迎賓室の木材(春日杉の天井板・赤松の廊下)は全て柾目、格調高い書院造り、幅1.8mの3方広縁には9mの軒丸太など入手困難な木材の設え。
レセプションルームの床材は異なる材木を組み合わせた寄木細工を施し、大理石のマントルピースにシルクロード(?)のエッチング(彫刻)ガラス、そしてソファーは憧れのアルフレックス(マレンコ)にアンティーク家具。
食事室は大正ロマン漂う空間で、アンティークテーブルや家具、欅の格天井に大正期の和製シャンデリア。
残念ながらお茶室と洋館の利用ができませんでした。しかしスタッフの方にお願いいたし、内覧させていただきました。小間の床柱は見たこともない太い「南天の木」、また立礼には「法隆寺」より拝領された木材をテーブルにリメイク。
そして洋館には暖炉と大きな船舶の舵、アンティークオルガンやBARカウンター。
日本に西洋文化が多く入ってきた明治期から昭和初期、吉野の山奥にも西洋文化を取り入れた林業家の感性に驚き、また日本庭園に佇む洋館の融合に違和感がなく、その時代の設計者や職人の持っていた美意識や技量に感服。
チェックアウト後の車中では、吉野の林業家の秘められた優雅さを想像し、日本の建築や歴史に関する談義に花を咲かせて、8月には孫を連れて再訪しようかと計画中。
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様々な緑色の木々を楽しめる6月。そして魅力的な建物をリノベーションされた宿泊施設が多くある中で、弊館をご利用くださりありがとうございます。また建築家さんの目線で、詳しくご説明いただきありがとうございます。主に2代目辰次良が庭園をデザインし、建物を増築したりお茶室や洋館(スイス館)を完成させたとの事です。林業家の「こだわった木材」なども発見してくださり、私どもも嬉しいです。是非、違う季節にもお越しくださいませ。