お盆過ぎてからの宿泊でしたが、お部屋も広く眺めもよく、夜は温泉宿の風情が漂い、とても満足でした。お風呂も入替制ではありましたが、泉質も良く男女共に露天を満喫できました。
担当の仲居さんも子供連れの私どもに大変親切にしていただき、色々と心遣いいただき感謝しております。今まで一番の仲居さんでした。
ただ期待していた食事は「残念」でした。夕食は、まずお刺身が生温かく、夫婦でビックリしました。調理場が忙しいのか、配膳が間に合わないのか、冷めたものが配膳されてガッカリしました。御飯を持ってきていただいた時はすでに食事が終わってしまっていて、無理やり食べた始末です。料理がなかなか来ないので主人はイライラしてしまい、子供も「次は～」と催促する状態で、楽しみにしていたせっかくの時間でしたが落ち着いて食事ができませんでした。平日格安料金で泊まっているのでしかたないのかとか団体に合わせて料理が出ているのかとか邪推してしまい、少しさみしく感じました。
仲居さんも料理を持ってくるのがやっとで仕事に余裕がなく、バタバタとされていて不憫に感じました。ビールを買いに行った主人が「ワゴンに料理が乗ったままで置いてあったよ」と言っていましたが、部屋食の時間が重なる配膳時のみ他所から人を回してくる等の考慮が必要かと思いました。食事の時間はあらかじめお願いしてあったのに、料理があがってこない、出てこないのは不信の元です。冷たい物は冷たいうちに、温かい物は温かいうちにできるだけ出してほしかったです。
朝食は辛い副菜が多く、高血圧気味の主人は食べ難そうでした。干物は部屋で焼くよりも焼いた物を出してもらった方がいいです。固形燃料では焼ききれませんでした。生焼けになってしまったので残しました。せっかく海に近いわけですし、丸干しや産地のお魚が食べたかったです。２食とも御飯の量が充分用意されていてその点はありがたかったです。
設備の古さはしかたないと思えるほど、お宿は格式があるところでした。さすがに老舗旅館ということで従業員の方々のサービスも大変満足でしたので、とにかく食事が残念でなりません。