林の中の閑静なたたずまい、私たち１組だけのために丹精をこめた、「用意のために駈け走る」という文字どおりのご馳走が、特別な待遇を受けているようでＶＩＰみたいな、申し訳ないほどな気持ちでした。
部屋は角部屋でベランダもあり阿蘇谷の一部が見下ろせて
けっこうでした。
ベッドに毛布が１枚しかなく、夜中に寒いなあと思って過ごしたのですが、うちに帰って考えたら、「あ、エアコンをつけるべきだったのだ」とわかりました。この時季、山の中の夜は冷えてくるのに、都会の感覚では暖房をいれることに頭が回らなかったという一幕でした。
年をとってくると階段が少々怖いので、壁を伝って昇降することになり、手すりがついていると安心ですが。

阿蘇にサイクリングに出かけての夫婦での宿泊でした。手荷物を減らして身軽な状態で周囲を散策したかったので、最寄りの駅等コインロッカーを探しましたがあいにくありませんでした。午後３時のチェックイン時間の前でしたが当ペンションに手荷物の預りをお願いにあがりました。しかしながら午後３時からの営業で、今はプライベートタイムなので無理です。と門前払いされてしまい、バンッと玄関を閉められてしまいました。チェックイン前に部屋にあがりたいと言う訳でなく、手荷物を預かって欲しかっただけなのに残念です。妻も宿泊前のこの状況にショックを受けておりました。
旅館やホテルでなくペンションに宿泊する人は、ペンション特有のアットホームなサービスや、オーナーや他の宿泊客との出会いを期待していると思います。チェックインしてからのサービスや料理は普通に御対応いただけましただけに、非常に残念です。
ペンション経営が多忙を極めているのは理解できますが、もう少し顧客の立場に立ったサービス、気配りがいただけると更に良いペンションとなるのではないでしょうか。
ちなみに手荷物は最寄りの駅の駅員さんにお願して預かっていただきました。