ふと思いついて前日に予約したので、残り少ない中での選択でしたが、想像以上に良かったです。
温泉はアルカリ性（pH 9.4）単純硫黄温泉で、ほのかに硫黄臭のある優しいお湯でした。源泉掛け流しの小さめの湯船は41度くらい、隣の大きい湯船は38度くらいのぬる湯で、交互に入ると良い感じです。
浴室は広々として、大きな窓（開きませんが）からは渓流が良く見えて、快適でした。
入湯時間も夜は部屋ごとに区切って貸切にして頂き、朝は６時から男湯、７時から女湯でしたが、ちょうど良かったです。
夕食は刺身、生湯葉、ヤマメの塩焼き、蕗などの天ぷら、豚・ホタテ・鱈の一人寄せ鍋等々にほうとうを追加しましたが、
いずれも軽めの味付け、焼き（揚げ）加減で、初老の我々には大変良かったです。
朝食は甘塩の焼き鮭に温泉卵、オクラの胡麻和え、あさりの味噌汁、納豆、漬物というシンプルな献立でしたが、
やはりちょうど良い塩梅で美味しかったです。思わずご飯を３杯も食べてしまいました。
ご主人とはお話しする時間がありませんでしたが、女将さんは穏やかな品の良いご婦人で、大変好感が持てました。
御膳の上げ下げから布団の支度まで一人でして頂き、恐縮でした。
建物は古く質素な造りですが、掃除は行き届いており、十分に清潔でした。
部屋は川側で、窓を閉めても水音はそれなりにしましたが、シャーという軽い音で、我々は気にならなかったです。
気兼ねない田舎の親戚の家に立ち寄って、静かにのんびり過ごすような雰囲気を求める人にはオススメです。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地4
• 部屋4
• 設備・アメニティ4
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2024年03月