高知県須崎市の山奥にあるひなびた温泉宿。旅館前に駐車場が有るけど日帰り入浴客用らしく、宿泊客専用駐車場は門前を少し過ぎて左折した民家を少し抜けた先に有った。駐車場につくとフロントへ連絡すれば出迎えに来てくれて、荷物も運んでくれる。今回は半露天風呂付和室を予約。全館で9部屋しか無く、半露天風呂付客室と半露天風呂貸切付き客室が有るので、お部屋にお風呂が欲しい人は予約時に注意が必要。旅館の外見は一見すると山中にある普通の一軒家みたいな造りで、旅館とは見えない。各部屋は個別にペンションの様に離れになっていて、半露天風呂付の部屋は本館2Fに2部屋
。部屋は和室でテーブルを置いたリビングと同じく和室にベッドが設置してあった。ベッドは1つはセミダブルで1つはダブルの大きさ。リニューアルされたばかりなので、部屋もトイレもお風呂も綺麗で気持ち良く過ごせた。晩御飯は部屋食で朝ご飯は個室での食事。大浴場は屋内風呂と露天風呂が2つうち1つは微睡風呂と言ってぬるま湯の浴槽で、こちらは浴槽が狭いので2人も入れば一杯。内湯の洗い場も5人分しか無く、混んでいる時間帯は洗えない時もある。お風呂は8:00～22:00までと普通の旅館と比べて短いのが難点、後朝風呂の時間帯もせめて6:00頃からは入りたい。泉質はアルカリ性単純硫黄鋼泉なので基本的には冷泉で、その湯を薪の火で加温しているとの事。お湯の肌触りはヌルヌル感が有って気持ち良く、冬の乾燥時期でも湯上りはしっとりしていて良かった。肌触りの良いお湯なので、何度入浴しても乾燥する事も無く何回もお湯を楽しめる。部屋風呂は半露天風呂と言われてるけど、浴室に大きな窓が付いているだけで、ほぼ室内風呂の様な感じで、だけど景色は良かった。檜の湯船だったので檜の香も良かった。蛇口をひねるとかなり長い時間冷たい水しか出ないけど、そのうちに熱くなるので最初冷たいと思って湯温を上げると後で高温のお湯が出てくるので注意が必要。実際宿泊した時も、最初冷たいお湯しか出ないので、熱めの温度で蛇口を出し続けていたら、いざ入るときには熱すぎて入れなかった(-_-;)。料理は朝晩共に満足できる内容で、特に晩御飯のカツオのたたきや刺身、ステーキは美味しかった。従業員の方の接客も満足のいくレベルで、あまり干渉しない近すぎず遠過ぎない距離感が良かった。

評価

• 総合5
• サービス4
• 立地4
• 部屋5
• 設備・アメニティ4
• 風呂5
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2023年11月