古民家改築の宿。太い柱と立派な梁に、囲炉裏があります。薪ストーブもありますが、そちらは商売用にしつらえたものだと、オーナーは笑っていました。だけど洗面所は人が入っただけで電気がついて、出ていくとしばらくして消えます。お風呂はユニットバス。自分でお湯を張ります。
田舎暮らしを求めてそれを実現したオーナー。ご自分のライフスタイルが同時に経済的生活までサポートできればよいと考えて宿泊施設を始めたそうです。だからときどき田舎暮らし希望の方がご相談も兼ねて宿泊なさるそうです。その相談、アドヴァイスの中身を伺うと、我々が勝手に考える田舎暮らしとはちょっとイメージが違って厳しいところもあるようでした。本気で田舎暮らしを考える人には、ずいぶんと参考になるかと思いました。
私は渓流釣りのために宿泊しました。だから夕食のみ、朝食なしは大変助かりました。でも出立が朝の４時にも関わらず、オーナーは起きてきて下さって、宿泊のお礼を言って下さいました。泊まった人にはそうしたいのだとのこと、恐縮しましたが、もてなしの気持ちは嬉しかったです。色々なスタイルの泊まり方をサポートしたいのだと言われていました。
宿の名前の十三夜、故郷に居る時の風で雲が飛ばされた後の夜の月がとってもきれいだったので、そう名付けましたけど、それ以上の意味はないですと、笑っておられました。何かそれにまつわる体験や思い出がありそうでしたけれど、でもそれ以上は聞けませんでした。
それと、あるお客さんが宿泊予約に「トミヤ」さんですかと言ってきたそうです。そう読めるのかと思ったそうですが、その方も読み方にだいぶ苦労なさったのでしょうねと、やはりオーナーは笑っていました。話の好きな女将さんと、楽しい会話の宿泊でした。

評価

• 総合4
• サービス4
• 立地3
• 部屋3
• 設備・アメニティ3
• 風呂3
• 食事3

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2014年05月