投稿者さんの旅館　高島屋　＜京都府＞のクチコミ

投稿者さん 2019-09-07 20:02:44

　16時に宿に到着し，案内された部屋は清潔に管理され，に入って最初に目に入ったのは女将が活けたという桔梗と斑入り薄でした。部屋に案内してくれた若女将に風呂を勧められたので，風呂に入った後すぐに酒を飲みたいと言うと，丹後の山廃純米酒を部屋の冷蔵庫に届けてくれました。すぐに風呂に入り，そいつを頂きました。食事の時刻よりも2時間ほど早かったので，つまみを依頼すると，すぐに届きました。
　夕食は，更に丹後の酒と一緒に頂きましたが，どれもうまかった。最初の酒は，昔ながらの日本酒らしい日本酒で，次に頼んだ生酒と最後に頼んだ純米吟醸でした。どうも頼む順番を間違えたように思え，ちと残念でした。後から思えば，最初に純米吟醸酒で，次が生酒，最後が山廃吟醸が良かったと思います。が，それはさしたる問題では無い。
　若女将が，よく気を遣ってくれました。丹後弁（というかどうか知りませんが）を話してしましたが，山本周五郎の小説に出てくるようなちゃきちゃきの江戸っ子の女性という印象を持ちました。私はたいへん好感を持ちましたが，関東の人間は，我々が持つ「京都弁を話す女性」の印象とは些か隔たりを感じる人もいるかも知れません。
　評価が「大変満足」では無かったのは，部屋の向かいの敷地でビル工事が進行していて，朝8時半から夕方5時まで地響きがしたからです。これは宿のせいではありませんが，工事現場の稼働中に宿で過ごす予定の人にはちょっとびっくりだと思います。工事終了後から開始までの間だけ宿を利用する人には何も問題は無いと思います。
　大分酒を過ごしたので，朝食は不要だろうと思っていましたが，一夜干しの鯵を始め，どれもおいしく，ご飯は茶碗8分目でしたが他は完食しました。うまいうまいと食してしまうのは，いい年してまだ浅ましいということですかね。丹後に行く機会があれば，またお世話になりたいと思います。