純日本建築の「旅館」です。

経営が自動車学校運営会社のため、合宿教習生の若い方々も宿泊されています(事前にその旨の告知が欲しいところ)。
しかし、在室時に特段喧しいとか騒ぐ様子はなく(我々の時代と大きく異なる)、朝食時に自身で下げ膳をされている程度の違いだけです(旅館としての宿泊者は下げ膳は不要)。

古い作り故、階段が大変急勾配なのでご高齢者や下半身に不安のある方は付き添いの方と一緒に昇降していただいた方が無難でしょう。
外湯(館内供用利用温泉)は日毎で屋内湯と露天併設湯を男性女性で使用機会が分けられています。
個人的な意見ですが、一日のうちで時間により女性男性の使用機会の入れ替えをお考えいただくと、一泊客でも双方の温泉が体験可能となり宿泊客にとって利用機会均等となり満足度が高まるのではないかと。

食事は朝食のみであったためその内容について触れる意味は薄いかもしれませんが、食堂担当職員のサービス提供には質の向上の余地あり(この点は女将様にお伝え済み)。
また、客室担当職員の意識の問題ですが、手前が宿泊した客室の畳マット端部分のい草解れが際立ち、「おもてなし業」に従事している意識が欠如していると感じました(この点も女将様にお伝え済み)。

提供サービスの質に改善余地は多いものの、建屋、供用温泉浴室等ハード面は赤湯温泉に所在する旅館の中でも大変趣があり、我々日本人からしてどこか落ち着く雰囲気には価値があると思います(「山形座 瀧波」を除き、他の旅館は外観はほぼ現代風ビジネス旅館/ホテルという風情が感じられない建屋でした)。

評価

• 総合4
• サービス2
• 立地5
• 部屋4
• 設備・アメニティ3
• 風呂5
• 食事4

旅行の目的

ビジネス

同伴者

一人

宿泊年月

2021年04月