この度は大切なご旅行に、当館をご利用賜りましたにも関わらず、ご気分を害する振る舞いがございましたこと、誠に誠に申し訳ございません。ご投稿の内容はごもっともで、本当に情けなく、涙が出る思いでございます。年配のスタッフが多く、声の大きさは日頃より気にかかっておりましたが、お客様のご容姿を例えることなどもっての外、大声で会話をするだけでなく、内容がお客様の噂話であること、ましてやそれをお客様のお耳に入れることなど、どれもこれもあってはならない、誠に失礼な行いでございます。
ご投稿を頂戴しすぐにご利用当日、お食事会場に居合わせたスタッフへ指導、および朝礼にて全スタッフへの注意喚起を行いました。どうやら、お話のきっかけに、乳幼児のお子様の性別をお伺いしようと、お洋服や髪型で当りをつけ「ご子息様ですか？」とお声掛けした所お嬢様で、お声掛けを失敗してしまった、という情報共有のつもりでいたようなのですが、もちろん、笑いながらする話でも、他のお客様のお耳に入れる話でもございません。
また、昨今は性別や身体的特徴についてより繊細な扱いが求められる社会であると存じます。当館は中途採用がほとんどで、言葉使いの指導はすれど、恥ずかしながら、モラル面での教育は、会社全体で組織的に取り組めてはおりませんでした。この度のお声を受け、モラル面での世代間ギャップを埋める社員教育の必要性を痛感いたしております。1月2月は閑散期で、日頃より周辺観光地巡りなどスタッフの学習機会を設けておりましたが、その最優先プログラムとして、モラル教育を取り入れなければならないと考えなおしました。これから何をしても、既に致してしまったこの度の失礼を取り消すことは出来ませんが、あえてご指摘くださいました貴重なお声を最大限、お宿として、スタッフ各個人として、成長する糧とさせていただく所存です。
大変失礼な行いでお気持ちを害しましたにも関わらず、お時間を割いてご投稿いただきましたこと、当方にご配慮いただきましたお優しい文面でご指摘いただきましたこと、改善・成長の機会をいただきましたこと、心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。お声を心に刻み、学び続けて参りますことで、お気持ちに報いてゆければと考えております。この度は、ご利用ご投稿、誠にありがとうございました。（支配人）上村（営業）松下