こちらの宿泊施設は楽天トラベルボーナスプログラム対象で、お客様の国内宿泊回数に応じてポイントアップが適用されます。また楽天トラベルへサービス利用料を支払うことにより、原則同条件の他の施設よりも上位に表示されています。（ヘルプページ参照）
5.0
投稿日：2019-03-27 18:41:07
5.0
投稿日：2015-01-13 18:40:30
総合5
1人中1人の方が参考になったと投票しています。
kappa-51さんの 瀬見温泉 喜至楼 のクチコミ
以前、喜至楼さんの歴史を感じさせる建物のたたずまいを見て是非泊まりたいと思っていましたが、今年１月３日に娘と２人でお世話になりました。宿の温泉でご一緒した地元のご老人も、こんな大雪は初めてだ！とおっしゃるほどの雪の中、宿泊キャンセルもあったようで、正月３日なのに数組しか泊まり客はいませんでした。東北線古川で乗り換え、陸羽東線で瀬見温泉まで乗車しましたが、手前の鳴子温泉では大勢降りるのに、瀬見温泉で降りたのは私たちだけ！宿のお嬢さんらしき娘さんが車で迎えに来てくれました。
本館を予約しましたが、本館は寒いからと別館の二間続きの部屋に案内されました。別館と言っても相当歴史のある建物ですので、暖房システムとかはなく、電気ごたつとファンヒータでした。また、寒い地方らしく浴衣と袢纏の外に丹前も用意されていました。部屋の名は源氏物語の巻名から付けられているらしく、私たちの泊まった部屋は葵(巻9)でした。ちなみにこの季節、夕食をいただいた部屋は常夏(巻26)でした。
宿の紹介写真にも載っていますが、本館玄関でお出迎えする格好の芸者さん？の装飾や松の木をあしらった障子、大時計、また、建物内部に飾ってある大きな破風の装飾等は、往時の隆盛を偲ばせるものでした。フロント脇には昔の道具類や看板類が展示され、歴史を感じさせます。飾られていた写真には、昭和30年代でしょうか、喜至楼さんの建物横に歌舞伎の一幕を模した菊人形が大がかりに設えられた様子が写っていて、当時の勢いが感じられます。
お風呂は他の方も書いているので省略しますが、掛け流しの湯に浸かってゆったりと堪能しました。夕食も、松原鮎の一夜干しなど、地元の食材を楽しく味わえて満足しました。
この宿はそもそもが、万全の快適なサービスを求めて利用するような宿ではないと思います。多少の不便さを良しとして楽しめる人、明治から昭和のレトロな味わいと、家族経営のほのぼのとした温かさを感じたい人には、今時滅多にないほど素晴らしいお宿だと思います。今度は新緑の頃に再訪してみたいと思います。
帰り際に、汽車の中で食べて！ともらったミカン、甘くておいしかったです！
レビューを評価してください
このレビューは参考になりましたか？
不適切なレビューを報告する