キャッスルイン福山さんが掲げる「時代が求める新しいホテルのスタイル」なるキャッチフレーズは、うそをつかない。
　お客が求めるものを宿泊料金の範囲内で、すべて取り入れたホテルである。
　細やかな配慮が行き届いている。
　満ち足りた空間に過不足はなし。
　まさになすべき準備をすべて終えて、後はお客の到着を待つのみというホテル側の姿勢が感じられる。
　なのにキャッスルインさんはアンケートを用意して、貪欲にお客の要望に耳を傾ける。
　そのアンケート用紙に書き忘れたことをひとつ、要望してみたい。
　「大浴場」がほしい。
　ご検討願えないだろうか。