最北観光がブームの頃、都市型ホテルや大手ビジネスホテルチェーンが進出する前に多かったタイプの旅館。トイレ・洗面所・風呂は共同。食事も食堂用ホールで摂る。インターネットが普及していなかった当時は、そこが客同士の情報交換の場になった。古い時代の学生寮のようなイメージが近いと思う。簡易旅館に近いか。
旅館であるから、洋式トイレはある。wifiが使える。部屋のポットにお湯が入っている。部屋に鍵がかかる。タオルや歯ブラシも当然ある。廊下には共同冷蔵庫がある。必要なものは一通りそろっている。
どこへ行くにも高級ホテルの豪華さやサービス、旅館なら和服を着こんだ仲居のお茶の接待から始まらないと気の済まない人には不向きだけれど、最果てに来た時はこのような旅館に泊まるのも一興だと思う。
フロントにいる主人夫婦は愛想がいい。が、旧時代のユースホステルみたいに無理やり話しかけてくることはなく、そっとしておいてくれる。
朝食も、最近の豪華化競争とは無縁で、いくらかけ放題や刺身てんこ盛りなんて事はなく、カスべの煮つけやフキとホタテの炊いたの等地物を使った、体に優しい和定食だった。こちらに投宿する前に豊富温泉へ寄ったため、風呂は利用しなかった。
裏手は寂れたとはいえ、飲み食い処なので、ふらりと一杯ひっかけに行くには都合がいい。

評価

• 総合4
• サービス3
• 立地4
• 部屋3
• 設備・アメニティ3
• 風呂-
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2016年06月