「おくりびと」のオスカー受賞で、今酒田は久々に元気を取り戻しております。舞台になった「割烹小幡」さんは幼い頃から見て来ており、朽ち果てようとしている様に心を傷めておりました。受賞後多くの観光客が訪れ脚光を浴び、修復の動きが出てきたことを自分のことのように嬉しく思います。“疲弊した地方都市”が監督のイメージに合いロケ地に選ばれたようですが、世の中何が幸いするか分らないものですね。
酒田が好きで何度も訪れてるとお聞きし、とてもとても嬉しく思います。自分も生まれ育った酒田が大好きで、大学時代を除いては一歩も離れたことがありません。（転勤のオイシイ話しがあっても頑なに拒否して）　酒田も旅館の廃業が続き、何時の間にか最も古い方になってしまいました。ご覧のとおり建物もすっかり年季が入りましたが、「古くとも清潔ならば」と日頃の手入れには特に気を配っております。
利便性に劣る宿にとり食事は全てですので、代々食事を最優先に考えて参りました。飾りっ気のない、家庭料理と何ら変わらない料理ですが、お口にあったとすれば幸いです。まるで応援歌のような好意的なご投稿を頂戴し感激です。温かいご意見を支えに今後も元気に営業して参ります。有難うございました。　　館主兼番頭　佐藤