数年前からお線香や煙草の薫りが鼻に残り、不快感を覚える体質になっていた私には、
自分へのご褒美のはずが、苦行でしかなかった。
同様に煙草やお香、お線香の様な薫りが苦手な人には合わないと思う。

受付の時に裏からチャッカマンの様な音がしたかと思ったらお香の薫りが漂ってきた。
しかし、着火のタイミングに違和感を覚えた。
送迎バスの運転手が到着のタイミングを知らせているので、基本サービスなら到着直前に焚くだろうし、
お客様が臭かったのであればロビーからいなくなった後に焚くと思う。
他に受付中のお客様がいれば別の話だけど、今回はいなかった。


部屋に案内された後もしばらく鼻に臭いが染みついて不快だったので、シャワーのお湯で鼻洗浄を実施した。


就寝時、ベッドに入るとまた同じお香の薫りがしてきた。
あまりにも匂うので、雪も残る寒い中、窓を全開にして換気をした。
時間が深夜0時を過ぎた頃だったので、フロントに連絡もできず、窓を開ければ寒いし、窓を閉めるとあの薫りが…の繰り返し。
2日間寝不足の睡魔をもってしても1時間程度しか眠ることはできなかった。
その1時間もベッドが匂う！という悪夢で起こされたほどだ。


翌朝、担当して頂いた仲居さんに聞いてみたところ、
部屋を清掃する時にお香を焚くが、そこまで気になるほど残さないように努めているらしい。
現状を報告したが、まず消臭スプレーの使い過ぎを疑われた事に色々な意味で驚いた。

消臭スプレーも紅茶も違う薫りなので、疑う時点でどうかと思う。

部屋を確認するように言ってくれたが、その後音沙汰なし。


チェックアウトの時に支配人ぽい方からとにかく謝罪と「確認します」の言葉だけで、確認した結果は教えては頂けなかった。
「当館に不適和は無いので、お客様の嗅覚が（以下省略）」という理解に至った。

ポイントカードを渡されたが、眠れない宿に再び泊まるわけがなく、
ただでさえ寝不足なのに、度々神経を逆撫でされて不快感はMAXであった。


帰りの送迎バスが出発するとき、最後の気力を振り絞って会釈をしたら、
見送りに来ていた仲居さんは真顔？でソッポを向いていた。


薫りの件とその後の対応がよければ総合的に4～5でも良かったが、
今回はこの評価にします。

評価

• 総合2
• サービス1
• 立地4
• 部屋1
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2017年01月