お客様へ、毎度ご利用有り難うございます。時計の件申し訳ありません。お許し下さい、全室再度チェック致します。さて、鉄道ファンの間で「１０１系が消える」とささやかれている。首都圏や京阪神で活躍した通勤型直流電車の事である。昭和三十二年の中央線を皮切りに、山手線、総武線など各線に投入された。薄オレンジ色、カナリヤ色で国鉄の電車にしてはカラフルで明るかった。両開きのドアー、加速性能、混雑緩和への新装備をほどこした車両は今日のＪＲ電車の原型となっている。千五百三十五両の仲間は寄る年波でほとんどが現役を退いた。唯一川崎の南武支線４．１???で活躍している。１０１系は日本の高度成長とともに走った。年季の入ったモーターのうなりに交じって、かつての多くの「働きバチ」「企業戦士」らの吐息が聞こえる。またのご来館お待ち申し上げます。