前評判が高く期待して行ったからでしょうか、ガッカリでした。

設備は良くも悪くも「昭和」の香りが色濃く残っており、古いです。
掃除は行き届いているので不潔さは無いのですが、
案内されたお部屋の襖には数箇所もの何かのタレ汁の飛沫がクッキリと着いており、当初から暗澹としてしまいました。

最も評価が高いはずの食事は、遅い時間にお願いしたためか冷めたものでした。
前菜に華やかさは無く。刺身も旬の見せ場も無く普通。
海老のピーナッツ揚は、衣がモソモソで、中の身はバサバサ。
ヒレ肉のステーキは肉汁が出きって味わいも無く。
椀物に至っては、出汁のあたりが強すぎて中のカニ,アワビは味も香りも何処へやら。
昔の団体温泉ツアーを彷彿としてしまいました。

従業員の方々の努力や礼節は至る所に感じられて好感を持てるのですが、
建具の表装交換やネット接続が全館不通である点etc、経営者の設備更新意欲に疑問を感じました。

なお、歩いて2分程度の至近の砂風呂は大変に楽しめたことが救いでした。