年代を感じさせる木造三階建ての建物に迷路のような館内。今時の綺麗だけれど奥行きや深みを感じさせない宿とは違い、何も余計なものがないからこそ感じられる静けさと穏やかさのある、昔ながらの温泉宿の良さがありました。食事は二食とも部屋食で、飾らない人柄の仲居のおばさん（お婆さん？）は、親戚の家にでも泊まりに来たような感覚を与えてくれました。温泉は飲泉も出来る掛け流しの湯で、肌はつるつる、胃腸の調子も良くなって、生き返る心地でした。日常を離れてのんびりとした時間を過ごしたかった私と友人には、本当に嬉しい一晩でした。また行ってみたい宿です。

8月12日に宿泊しました。建物・館内がとにかく雰囲気があります。入り口に大きな古時計があり、聞くと100年以上前のもので、分解してどこからか運んで組み立てたそうですね。部屋は中庭に面したところで湯治宿の様な佇まいで気に入りました。お風呂がよかった。少し硫黄のにおいがする湯で飲めます。便秘気味だったのですが、湯を飲んだら良くなった感じです。露天が最高。狭いのですが温めでのんびりできます。4回入ったのですが、他の客と一緒にならず貸切状態でした
建物が古いので音が響くのは仕方がないことで、逆にタイムスリップを楽しめるのでは。今度は雪の降る冬に来てみたいなと。こたつに入りながら、雪の降る様子を眺めたら、小説家のような気分を味わえそうです。部屋かぎを返さず持っていってしまいごめんなさい。

お風呂はリニューアルしてあり掃除もしっかりとされているようなので気持ち良く入浴する事が出来ました。
お風呂上りに桜清水と思われる冷水のサービスがあり、良評価です。
部屋はまあまあの部屋。広縁に照明が無いのが残念です。また、枕元の行灯が故障していて使用不能です。また空調の音が土砂降りの雨音のようですが雨音と思えば問題無いでしょう。
立地については仕方ないと思いますがボイラーの騒音が一晩中煩く気になります。