宿に入った途端、失敗したと思った。大音響で演歌が流れている！　
全国の温泉宿を旅しているがこんなところは初めて。宿の変更をすべきであった！階段しかないので3階まで自分たちで荷物を運び部屋の前に来てまたびっくり。名前が貼ってある！この時代に？廊下には三つの大きな段ボールのゴミ箱があり分別して捨てるようになっている。テンション下がりまくり。部屋には既に布団が敷かれていたがとにかく安ものの寝具。友人が泊まりに来てもこんな寝具は用意しない。敷布団風のマットとしか言いようがないものに直接シーツが、掛け布団には白いカバーが掛けてある。もう一枚マット布団を出し２枚重ねて寝たが寝心地は最悪。掛け布団は寝返りの度にカバーと分離して身体にまとわりつく。枕はこれまた頭を乗せたらぺっちゃんこになる、こんな寝具で安眠できるはずもなく何度も起きては後悔しながら朝を迎えた。窓際の二脚の椅子はシミだらけで背もたれは擦り切れ何本もスジ状に破れている。家庭でもここまできたら捨てるか張り替えるだろう。座る気さえ失う。洗い場が６つしかない小さなお風呂は全国でも珍しい源泉掛け流し。それが自慢らしい。しかし入浴時間は限られていて夜10時から朝6時までは入れない！こんな時間帯の温泉も初めて。夕食が用意されない宿なので外食して帰ってきたら慌てて入らなければならないのである。今どき朝食つきでこの値段なら快適に眠れるシティホテルはいくらでもある。日帰りの客もとっているなら温泉のみの施設にかえるべきではないかと思った。翌日は寝不足で散々であった。

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2021年10月