まず言っておきます。
安くて、設備・立地が良く、サービス・食事が満点で
さらに誰にとっても満足な宿というのはありません。
大事なのは自分の望むこととその宿がいかにマッチングしているかということ。
自分が何を望むのか。それを知らない人はどんな宿に泊まっても
なかなか満足はできないでしょう。
私は学生時代バイクで日本一周。
ライダーズハウスで雑魚寝、野宿を経験し、
今でもゲストハウスやキャンプ、カプセルホテルなど
安宿を使う身なので、
極端な話、安くて雨風をしのげればそれで十分とも言えます。
問題はそれに何を上乗せして望むのかです。
とうわだ荘さんは値段、清潔さ、宿の人の人柄は満足。
今回は妻が同行だったので
その辺気を使いました。
ビジネスというよりは土建・工事関係のガテン系向きという感じ。
自分にとっては問題ありませんが
女性が珍しい場所柄、紅一点の妻と男性常連さんは
違和感あったかも。
でもトイレで鉢合わせした時は
強面な男たちの方が逆に遠慮がちだったと
妻は言っていましたが。
その辺はさすが今どきの男性、優しいのでしょう（笑）。
こういう仕事は朝が早いのか
夜は早めに静かになり、朝は自分たちが
一番遅いくらいでした。
ただ煙草の臭いは少し強いかなあ。
それと気づいたことですが
長期滞在とかこういう系の労働者にとっては
女将さんの存在って大事みたい。
人情味っていうのか、
ちょっとした声かけや気さくさが嬉しい。
女将さんに限らず、家族経営でアットホーム。
掃除のパートさんまでローカル的な温かみがあり、
心安らぐものがありました。
近くの住友金属や関連工場で働く人に特化し、
その人たちの要望に徹底的に答えている、ニッチな宿。
ある種部外者のような家族旅行者がなんだかんだ
言う筋合いはないように思います。
ありがたく恩恵を受けさせて頂きますというのが素直な感想。
平日でも食堂はお膳でいっぱい。
時間がそれぞれ違うからでしょう
冷めたら自分でレンジで温めて食べる。
温かくておいしいご飯と味噌汁はおかわり自由。

あなたはこれ以上何を望みますか？

きれいに掃かれた庭。
帰り際渡されたリポビタン。
感服です。

評価

• 総合4
• サービス4
• 立地4
• 部屋3
• 設備・アメニティ3
• 風呂3
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2019年01月