この度は、当館にご宿泊いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
チェックインの際に、焚き火と薪ストーブにご興味があるとお話されていましたので、楽しんでいただけたことを嬉しく思います。この宿を始めるに当たって、焚き火と薪ストーブで過ごすひと時に重きを置いて設計した経緯がありますので、今後もこのようなご感想をいただけるようでありたいと思っております。
　キャビンの薪ストーブは米国のランドルフ社の重厚な質感、実用的かつ機能的なデザインが気に入り、ティピーテントの薪ストーブはスウェーデンのテンティピ社のパワーとアウトドア用という枠を超えたかっこよさに惚れ込んで、焚き火台はスノーピーク社のタフでありながらスタイリッシュなところに魅かれてそれぞれ設置しました。
秋冬は、これらの機材が存在感を発揮するベストシーズンですので是非、多くの人に体感していただきたいと思っております。

　また、お食事でご提供させていただきました鯛の塩焼きは、大分の海で水揚げされたものをその日のうちに天日干しして旨味を凝縮したもので、
それを炭焼き釜で完熟した白炭で焼くと、遠赤外線効果で表面はパリッ、中はジュシーに焼き上がります。炭火焼は炭の質が命ですので、上質な炭をつくる地元の炭焼き職人のものを使っております。山の中ですが、大分の海の幸も取り揃えておりますので、次回も遠慮なくお申し付けください。
　そして、奥様、ラグの染みもしっかり落ちましたのでご安心ください（笑）お客様が不慣れな場所で一昼夜をお過ごしになられるので、起こりえるアクシデントを出来る限り想定して準備しているつもりです。ご丁寧に何度も拭いていただいていたので、水性専用の洗剤で簡単に落とすことができました。
　春から夏にかけては、眼前に素晴らしい緑が広がり、草の海として由布岳まで伸びていきます。爽やかな風と月が浮かぶ濃紺の夜空を眺めながら、冷たい白ワインを片手に焚き火を愉しむことも出来ますので、また是非、お越しくださいませ。ありがとうございました。