このたびは御二人様の大切な記念日を当館でお過ごしいただきましたことに心より感謝申し上げます。
　そしてたくさんのお褒めの言葉をいただきましてとても嬉しく、またご期待に沿えた安堵感から、ほっと胸をなでおろしております。

実は、この事業を始めるに当たって、最も難しいなと思ったことが次の点です。
それは、キャンプ愛好家の方々が宿泊されても、喜んでいただける、楽しんでいただけるグランピングにするにはどうすればいいんだろう？ということでした。
具体的には、キャンプが好きな方々はギアにも詳しく、質のいいものを求めます。椅子の座り心地やテーブルの使い易さ、照明は間接的で柔らかい暖色系、テントの形状や個性、空間の広さ。また、リアリティも欠かせません。焚き火や薪ストーブの迫力、臨場感、アウトドア・テイストの食事と非日常感、一方でこれらを消すことなくグランピングの特性である快適性と万人性、このバランスをどうやって具現化するか、いろんなアイデアや問題点が浮かんでは消え、いろんな試行錯誤をしながら今日に至っております。それだけにまだまだ十分ではありませんが、とても励まされる思いです。

　また、部屋のお掃除はスタッフがとても愛情をもっていつもピカピカに磨き上げてくれます。女性ならでは視点、観点で毎日ベストを尽くして頑張ってくれています。
野生味あるキャンプ・カルチャーとホテルライフを感じられるようなグラマラスな居住性の両立を常に目指しております。

　そしてここは四方を山と森、雑木林に囲まれた高原地帯ですので、天候が優れなかったのですが、チェックイン直後だけ曇り空でその間、御二人で自転車でゆっくりと静けさと野生の鹿などの意外性を愉しんでいただけたけてよかったです

　お食事の時に少々ご説明させていただきましたが、この夏からはよりホリスティックな体験ができるよう準備を進めております。森の中で天体望遠鏡あるいはコットを広げて寝袋にくるまって流れ星を待ちながら眠りに落ちたり、一生に一度の体験を創造できるようでありたいと思っております。また、ご期待に沿える様、今後も創意工夫を重ねて参りますので是非、お越しくださいませ。改めましてこのたびは御宿泊いただきまして、誠にありがとうございました。